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外国為替とは?

外国為替 =「通貨を異にする国際間の貸借関係を、現金の送付によらず債権(主に為替手形)の譲渡により振替決済する手段」

ニュースや、皆さんが頻繁に使われている外国為替という言葉ですが、その意味するところをご存知でしょうか?簡単に言うと、外国にお金を送るとき、現金を運ばずにすませる手段のことですが、最近ではその中でも異なる通貨を交換する部分を外国為替、または略して外為(ガイタメ)などと呼ぶ場合が多くなっています。『e-kawase』などの外国為替証拠金取引で扱っているのは、その通貨同士の交換レートの上下に投資する商品です。

外国為替を英語で言うと、とても分かりやすくてFX(foreign exchange)直訳すれば外貨交換ですね。このexchange(交換)という部分が外国為替と他の相場商品(株式相場、商品相場など)と決定的に異なる部分です。外国為替相場では、何かを買い持ちにするということは、何かを売り持ちにすることとセットなのです。何かの絶対的な価値の上下ではなく、2つ(或いはそれ以上)の通貨の相対的な価値の変化を取引しているのが外国為替市場です。ですから、外為市場では通貨ではなく、通貨ペアで見ていかなければなりません。通貨を買ったり売ったりするときにも『何に対して』というのを間違えると予想が正しくても、利益に繋がらないことがあります。

例えば『日本の金利は上がらないから、円安が続くだろう』と予想したとします。e-kawaseでは円安を予想したときに、円売りのできる通貨ペアが米/ドル円、ユーロ/円、英ポンド/円、豪ドル/円、加ドル/円、の5種類あります。05年の9月20日のニューヨーク・クローズのレートで外貨買い円売りをして、06年1月10日に売ったとします。

通貨 米ドル/円 ユーロ/円 英ポンド/円 豪ドル/円 加ドル/円
05/9/20 111.95 135.62 201.27 85.72 95.65
06/1/10 114.30 137.96 201.81 85.57 98.04
値幅 2.35 2.34 0.54 -0.15 2.39

この表のように、ほとんどの通貨ペアは円安となっていますが 豪ドル / 円では、逆に円高となっています。また、意外なことに、値幅の大きそうな英ポンドが、円安の幅が一番小さくなっているのです。為替の予想をするときには、単一の通貨を考えるのではなく、通貨と通貨のペアで考えるようにすると良いでしょう。